郵便ポストは防犯上意外と重要なポイントです。
今回は郵便ポストの防犯対策についてご紹介します。
郵便ポストの防犯は大丈夫?
いきなりですがみなさん、郵便ポス(郵便受け)の防犯対策はされていますか?私が隣近所を見る限りではけっこう危ない家が多いんですよね。
私がそう感じるのは、自治会のアンケートを担当の家に持っていくときに、不在のときはポストに入れるのですが、アンケートを入れようとフタを開けると中が丸見えだったからです。
しかも中に手を突っ込めば簡単に盗み取ることもできます。
こちらの家だけでなく、郵便ポストから郵便物がはみ出している家もよく見かけますし、郵便ポストへの防犯意識は高くないのが普通なのでしょうか。
スポンサーリンク郵便ポストには危険が潜んでいる
でも郵便ポストには実は危険が潜んでいます。大きく分けて以下のふたつです。
郵便物を盗まれる
ひとつ目は郵便物を盗まれること。新聞やはがき、封筒だけでなく、最近はメール便である程度のふくらみのものでもポストに投函していきますから、小荷物も盗まれる可能性があります。
郵便物を盗まれることも痛いのですが、さらに怖いのはそこに書かれている情報を盗まれることです。
たとえば役所や銀行、クレジットカード会社、携帯電話会社、会社の健保などのはがきや通知を盗めば、
- 氏名
- 家族構成
- 生年月日
- 電話番号
- 携帯電話
- 勤め先
- 何を購入しているのか
- 住宅ローンの残高
- 銀行口座番号
などなど、かなり深い個人情報を知ることが出来ます。
郵便ポストに入っていたはがきや封筒が盗まれたという単純な窃盗事件でなく、さらなる被害の可能性も示唆されます。
留守かどうかの確認ができる
郵便ポストに郵便物がたまっていれば、それはある程度の時間家を開けていることの証拠になります。
たとえば毎日夕方まで郵便ポストに郵便物がたまっているとします。
18時頃に帰宅して郵便物を回収するのが日課になっているのであれば、「あの家は郵便物がたまっている日は18時までは家を留守にしている」と空き巣狙いをつけられるかもしれません。
郵便物がたまっていることは、空き巣に「この家は大丈夫だよ」とアピールしていることに他なりません。
たかが郵便物ですが、それくらい危険が潜んでいるのです。
郵便ポストの防犯対策はどうすればいい?
鍵を開けないと郵便物に触れられないようにする
先ほどご紹介した自治会の人の家は、郵便ポストの上のフタを開ければ、郵便物を簡単に触ることができました。こういう簡易タイプの郵便ポストを設置している家はまだまだ多いです。
少なくとも、ダイヤル式でも錠前式でもいいので、鍵を解錠しないと郵便物に触れられないような郵便ポストにするべきです。
毎日のことなので、鍵は簡単に解除できるものにしたい気持ちは分かりますが、簡単だと泥棒が盗むのも簡単だということになりますよ。
壁にポストの穴を作る
郵便ポストの防犯は鍵をどれだけ厳重にしても限度があります。極端な話、郵便ポストごと盗むことはたやすいわけです。
だったら、玄関ドア付近の壁に穴を開けて、そこに郵便ポストを作ってしまえば、郵便物は全て家の中に投函されますので盗まれることはありません。
私の家はこのタイプです。
このタイプのメリットは郵便物が盗まれないことと、郵便物を玄関先まで取りに行く手間がないこと。たとえば郵便ポストが玄関ドアの前にあれば、真冬の寒いときでもパジャマで取りに行かないといけませんが、壁に埋め込まれているポストなら外に出なくてもいいです。
デメリットとしては、玄関ドア付近の壁にポストが設置されているので、見栄えはよくという人もいます。うちの奥さんがそうでした・・・。
最近はおしゃれな壁埋め込み式の郵便ポストも発売されています。パナソニックが発売しているのはこんなやつです。
これなら別に外観上も問題ないですよね。
郵便物がたまる前に取り出す
最後が地道にこの方法です。そしてこれがやっぱりベストです。
壁埋め込み式なら郵便物が家の中に入るのでいいのですが、壁に取り付けるタイプの郵便ポストにどれだけ強力は鍵を取り付けても、郵便物がたまったらアウトです。
ですから、郵便物はこまめに、郵便ポストにたまる前に取り出すのが基本です。
これを家族で徹底して、帰宅した人が必ず郵便ポストを覗いて、中に何かあれば取り出すようにしましょう。
以上、郵便ポストの防犯対策でした。