万が一空き巣が家に侵入したとき、空き巣は家の中のどこを探すのでしょうか。
今回の空き巣対策は侵入後に現金を奪われないために絶対見つからないお金の隠し場所についてです。
みなさんもぜひ空き巣になったつもりでお考えください。
また金庫や貴金属を隠す場所でも使えると思います。
空き巣の犯行は長居しないのが原則
空き巣の侵入後にどれくらい家の中を物色すると思いますか?
ある調査によると空き巣が家を物色するのは5~15分だそうです。
空き巣にとって最大のリスクは家の人が帰ってきて見つかること。
それを回避するためには、とにかく早く犯行を完了させる必要があります。
ですから素早く侵入して、素早く探して奪い、素早く立ち去る、空き巣の目標はこの3点だけです。
侵入後5~15分目的となる金品が見つからなければ、退散する可能性が高いです。
ですから5~15分見つからないように、金品を隠せばいいということです。
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では具体的に隠す場所を検討するのですが、ここでみなさんにも一緒に考えていただきたいことがあります。
いま住んでいる家のどこに金品を隠していますか?
またそれ以外にも空き巣に見つからなさそうな隠し場所の候補はありますか?
とりあえず5つ隠し場所の候補を挙げてみましょう。
せっかくなので、この先を読むのは候補を挙げてからにしてくださいね。
食器棚・キッチンボード
これは隠し場所の鉄板です。隠しているみなさんも多いのではないでしょうか。
食器棚の中では、引き出しや奥の方にしまっているお椀などの中ですね。
タンス・押入れ
これも多い隠し場所です。タンスにしまっている衣服の奥の方か、引き出しの下に敷いているシートの下などが多いです。
また押入れのすのこも隠し場所として多い意見です。
冷蔵庫
中高年に多い隠し場所です。
私が小さい頃、私の実家も冷蔵庫の中のホットケーキの箱の中に郵便局の通帳を隠していたのですが、幼い私にはなぜ冷蔵庫に通帳があるのか理解できませんでした。
本棚・書斎
お札は本棚にある本の隙間にはさむ人が多いです。
お父さんのへそくりでは一番よくあるパターンですね。中には通帳をはさんでいる人もいるようです。
ベッド周囲
ベッドのマットレスの下、枕元、ベッド下の引き出しの中など、ベッド周囲に金品を隠す人もいます。
鏡台
鏡を見ながら身につけるネックレスなどの宝飾品を鏡台に隠す(というよりも置いている)人がいます。高価なものが多いので盗まれると痛手です。
仏壇や神棚
罰当たりと思われる場所だからこそ、空き巣も手を出さないと考え、仏壇や神棚に金品、通帳、印鑑を隠す人がいます。
でも若い世代では仏壇や神棚がない家もありますので、どちからというと中高年の家でしょうか。
庭・ベランダ
これは私としては意外なのですが庭に金品を隠す人がいます。
具体的には庭に穴を掘って、そこにビニール袋に入れた通帳や印鑑、お金を埋めたり、積み重ねられたプランターの中の下の方に入れたりします。
ベランダならまだしも、庭だと簡単に侵入されるのでリスクはありそうですね。
床下収納
床下収納にはいろんな物を放り込んでいるので、隠しやすいのだと思います。
カーペットの下
これもよくある隠し場所ですね。お金や通帳を隠すには向いています。
トイレ
仏壇や神棚と同じく、「こんな場所にはないだろう」と思わせるにはトイレは最適です。
ただしトイレ内で隠す場所は棚くらいなので、空き巣に探されたときにはすぐに見つかりそうです。
靴箱
トイレと同じく「こんな場所にはないだろう」と思わせるのが理由でしょう。
ざっとこんな感じでしょうか。他にも思いついたのであればぜひ教えてください。
スポンサーリンクお金は隠しやすい場所には隠さないのが鉄則
そしてここからが大事なのです。
上でピックアップした隠す候補となる場所には絶対隠さないようにしましょう。
理由は簡単で、空き巣もそこを探す可能性が高いからです。
だって素人が思いつくような場所ですし、インターネットを調べれば書かれていることも多いです。
そんな隠し場所を空き巣が知らないわけがありません。
最初にも述べましたが、空き巣はとにかく素早く犯行を済ませたいのです。
ですから金品があるかないか分からないなさそうな場所を手当たり次第物色するよりも、金品が隠されてそうな場所を素早く探します。
そういう意味では、上記の場所に隠している人は危ないということです。
ではどこに隠せばいいか考えますよね。
その答えは隠せる場所をとにかく出し尽くして、その後にふと思いつくような場所。
つまり簡単に思いつく場所ではなく、それを超越した場所ってことです。
いかがでしょうか?そんな場所はありそうですか?
これ以上はなかなか思いつかない人のために、空き巣に15分見つからない隠し場所を3つご紹介します。
屋根裏
短時間での犯行を試みる空き巣は手当たり次第金品がありそうな場所を物色します。
そのときの目線は上ではなく、水平かそれより下であることがほとんどです。
ですから椅子や台に登って屋根裏や天井裏まで確認することはほとんどありません。
天井裏に隠すのであれば、キッチンやリビングではなく、荷物がいっぱいでなかなか入れない押入れの屋根裏などであればさらに効果的ですね。
ただし荷物がいっぱいでなかなか入れない押入れには自分も入りにくいので、取り出さないといけない用事があったときには大変なのは覚悟しましょう。
浴槽の下
最近の家はほとんどの場合ユニットバスになっていると思いますが、浴槽の側面(エプロン)は簡単に外すことができ、そこにはフリースペースがあります。
水がかかったり、湿気が多い場所ですが、ジップロックを何重にもして保管すれば大丈夫でしょう。
子供部屋
子供部屋には金品は置いていないことが多く、キッチンやリビングに比べると後回しにされる可能性が高いです。
また同じ種類の意見でおもちゃ箱の中に隠しているという意見もありましたが、おもちゃ箱は人目につくとろにあるのでリスクもありますね。
[note title=”一人暮らしでお金や貴重品の隠し場所は?”]一人暮らしのマンションの場合、一戸建てに比べるとさらに空き巣が探すべき場所が減ります。
つまり空き巣は探す場所少ないので、短時間でも犯行が可能ということです。
押入れやタンスの引き出しはかなりの確率で探される可能性があるので、お金や貴重品は隠さないようにしましょう。[/note]
スポンサーリンク自宅で金品を隠すヒント
最後に自宅で現金、貴金属、通帳、印鑑などを隠すヒントをいくつかご紹介します。
隠し場所は分散させる
たとえば現金も通帳も印鑑も同じ場所に隠してあって、それが空き巣に見つかれば全て持ち去られます。
でも通帳は見つけられても印鑑がなかったら、銀行でお金をおろすことができません。
ですから通帳と印鑑など関係するものは必ず別に隠しましょう。
家には大金を置かない
そもそもの話になりますが、いきなり何十万円、何百万円必要になることってありますか。
普通の人はそうそうないと思います。
だったら家に大きなお金を置く必要はないですよね。
基本的には生活に必要な分のお金をその都度銀行から下ろすようにして、大金は家に置かないようにしましょう。
盗まれてもいいお金を置いておくのもあり
空き巣にすれば人に見つかるリスクを背負いたくないですから、何か収穫があれば退散する理由もできます。
そこで食器棚(水屋)やタンスの引き出しなど見つけやすい場所に、1万円程度入った普段使わない財布を入れておいて、それを持っていってもらうという作戦をとる人がいます。
盗むのが無理な頑丈で重い金庫を使う
見つかっても空き巣がどうしようもない、重くて頑丈な金庫を使えばいいと話もあります。
ただし持ち去られないためには床とつなげるので大変ですし、空き巣が持てないほど重い金庫だとかなり場所をとります。
そういう意味では一般家庭では現実味がないかもしれません。
ダミーの金庫を置いておく
これは以前父から教えてもらったのですが、金庫や通帳の印鑑のダミーを置いておく方法もあります。
たとえば空き巣が押入れを物色して金庫を見つければ、その場で開けると時間がかかるので持ち去る可能性が高いです。
そして空き巣にしたら成果があったわけで満足して退散するかもしれません。
金庫の中身は、侵入した家では確認しないのですから、何も入れておかなくても大丈夫です。
ですから安物でもいいですから盗まれてもいい金庫をひとつ用意しておくのもいいでしょう。
同じようにダミーの印鑑を作り、「銀行用」などと分かりやすくするためのシールを貼っておけば、おそらくそれを持ち去ると思います。
金品を持ち歩く
通帳や印鑑を持ち歩く人もたまにいます。なるほどそうすれば空き巣に入られても盗まれる心配はありません。
一方で持ち運んでいるカバンをどこかに置き忘れたり、スリに合う危険性もあります。
貸金庫を利用する
現金と同じく、そもそも大切なものを家に置かないという考えで、銀行の貸金庫を利用する人もいます。
貸金庫はほとんどすべての銀行で行われていて、金庫のサイズにもよりますが年間1~2万円で利用できます。
利用料はかかりますが、セキュリティは一番高い方法ですので、どうしても心配な人はお近くの銀行や、口座を作っている銀行にご相談ください。
まとめ
空き巣が家の中で金品を物色する場所と見つかりにくい隠し場所についてお伝えしてきました。
ここまでお伝えしておいて身も蓋もない話になってしまいますが、どこに隠しても見つけられる可能性はありますので、結局大事なのは空き巣に侵入されない家にすることです。
そのためには個人ででもできる防犯対策はいろいろありますが、やはりセコムやアルソックなどのホームセキュリティを設置することも非常に効果の高い防犯対策になりますよ。