家の防犯対策に防犯砂利は効果があります!でも防犯砂利って施工にいくらかかるのか、どうやって防犯砂利を敷けばいいのか分からない人も多いと思います。
そこで今回は防犯砂利の施工方法や価格、使用する量、敷き方について解説していきます。これを読めば今日にでも作業に取りかかれますのでぜひお読みください。
泥棒や空き巣が嫌がるのは音と光
昔家の近所に誰かが通るたびに大きな声で吠える犬がいました。とにかくうるさくて、近所の人は人は近づかないようにしていました。
いまから考えると泥棒や空き巣対策にはめちゃくちゃ効果的ですよね。犬って小さい物音や気配をすぐにキャッチできるし、それで大きな声で吠えられたら泥棒や空き巣は嫌です。
ガラスを割って家に侵入しようとしたときに、大きな音が鳴ったり、光で照らされたりすると目立ちますから泥棒や空き巣は嫌がります。古典的な対策なんですけど、やっぱりそれが一番いいのです。
そして今回取り上げることにした防犯砂利は音の出るものになります。
スポンサーリンクそもそも防犯砂利ってなに?
防犯砂利の詳しい定義はないのですが、あえていうなら「防犯のために使用する踏むと大きな音が鳴る砂利」ということでしょうか。防犯砂利自体はこんな感じ。
持っても意外なほど重さは感じない特殊な石です。
これだけ見ると「でも砂利でしょ?そんなに大きな音が出るの?」と疑いたくなる人がいるかもしれませんね。そんな人のために、実際に歩いているところを動画で撮影してみました。
歩いたときはこんな感じですね。
こすり合わされることでけっこう大きな音が出ます。
撮影のため少し大股で歩きましたのでけっこううるさいと思います。実際泥棒や空き巣は抜き足差し足忍び足でくるでしょうから、これほど大きな音はでないかもしれませんが、防犯砂利の上は歩きにくいので必ず音は出ます。
それでもコンクリートや土に比べるとかなり大きな音だと思いませんか?特にコンクリートだとほとんど音がなりませんので、防犯砂利は防犯対策として十分効果はあると思います。
防犯砂利の本当の効果は音にはない?
防犯砂利を敷くことが効果的であることはご理解いただけたと思うのですが、実は防犯砂利の本当の効果は音ではないと私は考えています。
防犯砂利の本当の効果、それは防犯意識の高い家だと思わせることだと私は考えます。
泥棒や空き巣はどの家に侵入しようか、日々下見を欠かしません。
下見をしたときに防犯砂利が敷いている家を見れば、「この家は防犯に気をつけているから、もしかしたら窓ガラスを割ったら何か音が鳴ったりするんじゃないか」と思わせる心理効果があります。
そうすればもっと防犯意識の低い家、防犯対策が施されていない家にターゲットを変更して、泥棒や空き巣の被害から守ることができるでしょう。
防犯砂利を敷くのはそれほど難しくないので、ぜひ導入することをおすすめします。 スポンサーリンク
防犯砂利はどこに敷く?
防犯砂利はどこに敷きつめればいいのでしょうか。
基本的には泥棒や空き巣が家に侵入するためには必ず通らないといけないところ。具体的には窓や勝手口の周辺、あと犬走り(いぬばしり)ですね。
玄関周囲は人の目にもつきやすいですし、家人が歩くたびに大きな音が鳴るのもおかしいので基本的には使用しません。同様に駐車場に敷いてもうるさいので使う人は少ないでしょう。(高級車を駐めている家なら使ってもいいかも) スポンサーリンク
防犯砂利はどこで買えばいい?
防犯砂利はどこで買うのかというと、基本的にはコメリやホームズ、コーナンなどのホームセンターに行けば売っています。
ただし後からお伝えしますが、防犯砂利はけっこな量が必要です。かさばりますし、重くもなるので、Amazonや楽天などの通販で購入する方が、自宅に届けてくれるので手間は省けるでしょう。
防犯砂利の値段は?どのくらいの量や厚みが必要?
防犯砂利自体は20Lが1000円ちょっと、60Lが3000円弱で売られています。
防犯砂利20Lだとおそらく1畳も敷けるかどうか分かりません。これは私の自宅の防犯砂利ですが、けっこうびっしり敷き詰めてあるのが分かりますか。
防犯砂利は薄く敷くというよりも、厚さが出るくらい多めに重ねるのがポイントです。なぜなら先ほどもお伝えしたように、防犯砂利はそれらがこすり合わされることによって音がでますので、たくさんこすり合わされる状態にしておかないと音が大きな音が鳴りにくいのです。
あと20Lは意外と多く感じますが、敷いてみると量が少ないことに気づきます。理想をいうと1畳あたり30~40Lを目安にしましょう。ちなみにそれほど大きくないですが、我が家では40Lを5袋くらい使いました。
防犯砂利の施工方法は?
防犯砂利の施工方法ですが、土の上に敷く場合は注意が必要です。土は雑草が生えてくるので、土の上にまず防草シートを敷き、ピンでしっかり固定しましょう。その上に防犯砂利をしきつめます。
防草シートはこういうやつです。
こちらもホームセンターやインターネット通販で購入できます。
この写真を見れば一目瞭然。防草シートがないところには雑草が生えてきていますが防草シートを敷いたところは防草シートが生えてこないようになっています。
スポンサーリンク防犯砂利に色ないの?おしゃれにはできない?
少し前は防犯砂利は黒や白、レンガ色など単色が多く、カラフルなものはありませんでした。これだとおしゃれな家には合わず、使いたくない人も多かったです。でも最近は少し色目がついたものも発売されています。
ご自宅の外観に合わせて使用しましょう。
スポンサーリンク防犯砂利の良いところは?欠点は?
最後にまとめとして防犯砂利の良いところと欠点をご紹介します。
良いところはなんといっても、大きめの音が鳴るところ。泥棒や空き巣は音には敏感ですから、侵入しようとして音がなるとあきらめてくれるかもしれません。
施工が大変そうだと敬遠する人もいるのですが、防草シートの養生さえできれば後は敷くだけなので、それほど手間もありません。
ただし良いことばかりではなく欠点もあります。
たとえば雨が降れば流されて、一部に石が集まったりします。そうなると元の部分は砂利が薄くなり防犯効果が薄まります。
あと家の規模によってはかなりの量が必要になりますので、ある1~3万円程度の費用はかかるかもしれません。まあ家の安全を守るという意味では、これくらいの出費は痛くないですけどぇ。
最後にこれはお伝えしておかなくてはなりません。
すごく良いことづくめの防犯砂利ですが、唯一にして最大の欠点がひとつあります。
それは音がうるさくて隣近所に迷惑であること。
本当なら大きな音がなることはメリットなはずなのですが、それがうるさくて近隣住人とトラブルになっているケースも散見されます。
ですから都会で防犯砂利を施工する場合は隣近所とトラブルにならないように、施工の前に事情を説明して同意してもらうなど配慮が必要でしょう。
ただ隣近所との防犯砂利を巡るトラブルは防犯砂利の音だけが悪いわけはでなく、そこに至るまでの付き合い方にもよると思うんですよねぇ。
防犯砂利を使用する前に近隣の人に説明するなどして理解を得てから施工する方がいいかもしれませんね。せっかくなのでトラブルがないようにご使用ください。