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不審者対策で挨拶活動には効果がある!地域に起きた3つの変化とは?

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不審者対策に挨拶活動をすることに効果はあるのでしょうか。

今回は地域で挨拶活動をした結果、どんな変化が起きたのかご報告します。

目次

不審者は顔を覚えられたくない

空き巣や強盗、痴漢など、これから悪いことをしようとしている不審者は、誰かに注目されるのを嫌がります

そりゃそうですよね。もし空き巣が成功したとしても、「最近そういえば丸坊主のごっついおっちゃんがこの辺りをウロウロしていた」と覚えられていたら、その後逮捕される可能性が高まります。

空き巣を例にとれば、下見をすることで家族構成や生活パターンを知ることができるので下見をしている可能性は高いです。

痴漢もターゲットになりそうな女性はいないか、確実に犯行を行える場所はないか探すので、辺りをウロウロしている可能性は高いです。

不審者にとっては下調べをしたい気持ちはありながらも、ジロジロ見られて顔を覚えられたくない気持ちもあります。

そこで防犯対策として挨拶活動を実施する地域が最近増えています。

でも挨拶活動なんていい始めたのは最近です。

だって少し前までは地域で誰かに出会ったら挨拶をするのが当たり前でしたし、近所の人の顔と名前を知っているのも当たり前だったので、「挨拶活動」なんて銘打ってやるほどのことではありませんでした。

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挨拶活動の意義

私たちの地域でも自治会で挨拶活動を取り入れたのですが、いくつか感じた変化がありました。

地域に興味を持つようになった

私が住んでいる地域はいわゆる新興住宅街で、昔から住んでいる人がおらず、違い地域から引っ越してきて住み着いた人ばかりです。

当然最初の頃は自治会がなかったので、地域の活動もありませんでした。

その頃って自分の家の周りくらいは目を向けますが、どれくらい子供がいて、どこにお年寄りが住んでいていて、地域にどんな課題があるのか、そんなことを考えもしませんでした。

あまりに横のつながりがなかったため、地域に興味がなかったのです。

それが挨拶活動をするようになって、少しずつですが地域に目が向くようになりました

地域住人の顔を覚えるようになった

毎日のように顔を合わせる人、休日に公園で顔を見かける人など、挨拶をするようになると自然に顔を覚えていくようになりました

もちろん顔と名前が一致するのはもう少し先の話ですが、「この人はこの町の人だな」とわかるようにはなりました。

地域住人との区別が可能に

タウン内を歩いていると、いろんな人とすれ違います。その中にはスーツの男性もいれば、学生服の男の子もいますし、スポーツウェアを着ている女性もいます。

地域住人の顔がわかってくると、すれ違った人が地域住人かそうではないか区別がつくようになっていきます

たとえば最近あった事例でいうと、中年女性が子供を連れてタウン内を歩いていました。パッと見た感じでは親子のように思いますが、実は怪しい宗教の勧誘で近所で評判になっていました。

こういう怪しい人がうろついていたときに、すぐに評判が広まるような地域になると理想ですね。

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挨拶活動が招いた笑い話

挨拶活動で良い流れになった私たちの地域ではこんなスローガンを掲げました。

「地域の子は地域で育てる」

他の地域でも見たことがあるスローガンなのでちょっとありきたりですが・・・。

実際、それくらい地域の大人の気持ちが高まりつつあったのですが、そんなときひとつ事件が起きました。

小学校である先生がこんな指導をしていました。

「知らない人に声をかけられたら逃げること」

たしかに知らない人に声をかけられたら怪しいですもんね。逃げるのは正しい選択だと思います。

ある日の下校時間に、普段はあまり家に外にでない高齢者がたまたま自宅の前で掃除をしてたら、下校途中の小学生に出会ったそうです。

高齢者が「こんにちは」と声をかけたところ、声をかけられた小学生は顔を見合わせて一斉に走り去ったとのこと。

地域のルールを守った高齢者と学校で先生に指導されたことを守った子供。どちらも悪くないのですが・・・。

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挨拶活動には効果があるのか?

挨拶活動では上で紹介した高齢者の話のように、子供を混乱させる要素も含んでいます。これはこれで今後地域や各家庭でしっかり話し合う必要はあるでしょう。

不審者対策として挨拶活動をすること、それ自体に100%効果があるのか簡単にいえない部分もあります。

ひとつ確実にいえることは、地域の監視の目は確実に強まったということ 。防犯係をしている私が不審者だったら、この町は選ばないなと思えるほど、いまは地域の目が強まりました。

そういう意味では挨拶活動はやらないより、絶対にやった方がいいと私は考えます。

不審者が活動しにくい地域にすることが最高の防犯ではないでしょうか。

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