ホームセキュリティのある家は空き巣や泥棒に狙われやすいのはウソ?ホント?
今回はホームセキュリティを設置している家の方が空き巣に狙われやすいのか、その真実と理由をお伝えします。
ホームセキュリティはお金持ちが設置するもの?
タイトル通りなのですが、セコムやアルソックなど「ホームセキュリティを設置している家は空き巣や泥棒に狙われやすい?」という疑問が以前から散見されます。
実際yahoo!の知恵袋でホームセキュリティについて検索すると、「ホームセキュリティを設置していると狙われるというのは本当ですか?」という質問が掲載されていて、「本当です!」みたいに言い切っている回答者もいます。
どちらかというと「ホームセキュリティを設置している家が狙われやすい」という意見が多いです。
こんな話を見たり聞いたりすると首を傾げたくなるのですが、それよりも気になったのはなぜ「ホームセキュリティを設置していると空き巣に狙われすい」と言われるようになったのかです。
その理由は「ホームセキュリティはお金持ちが設置するもの」というイメージが強いからではないでしょうか。たしかに10年、15年前であればセコムやアルソックを設置しているのは銀行やお店、個人の家では豪邸が多かったような気がします。
でも最近はいわゆる高級ではない住宅街の、一般的な家庭でもホームセキュリティを設置している家が増えてきています。特に新興住宅地では多いですね。
嘘だと思うならみなさんの家の近くで、新しい家が立ち並ぶ街を歩いてみてください。ホームセキュリティのステッカーを貼っている家が多いことに気づくでしょう。
私の家はいわゆるニュータウンで、しかも安物の住宅メーカーが建てた家が多く、一見して「そんなに金持ちじゃないよなぁ」と思われるような街ですが、それでもホームセキュリティの設置率は50%を超えています。
それほどお金持ちではない普通の人が多い街でもホームセキュリティの導入率が高いのは、防犯の意識が強くなったことや、ホームセキュリティ会社が比較的安いプランを用意するようになったからではないでしょうか。
安いプランであれば月々の料金は携帯電話代よりはるかに安いです。
ですから「ホームセキュリティを設置=お金持ち」は間違いです。
スポンサーリンク空き巣や泥棒が嫌がることと絶対避けたいこと
ホームセキュリティが設置しているすべての家が、決してお金持ちではないことはなんとなくイメージしてもらえたと思うのですが、ホームセキュリティを設置している家を空き巣や泥棒が狙わない理由もあります。
空き巣や泥棒が嫌がることと絶対に避けたいことって分かりますか?
嫌がるのは、
- 侵入に時間がかかること
- 侵入しようとしたときに光で照らされたり、音が鳴ること
絶対に避けたいのは、
- 誰かに侵入を見られること
- 侵入して誰かに出くわすこと
- 逃走できずに捕まること
です。
ホームセキュリティを導入していても、侵入時間には大きな違いは生まれません(ホームセキュリティ会社の防犯ガラスやフィルムを使用している場合などを除く)が、窓やドアを開けると大きな緊急警報音が鳴りますので近所の人に見られたり、家の中に人がいれば気づかれる可能性が高まります。
しかもこの緊急警報を解除できないと、ホームセキュリティ会社が警察に通報すると同時に緊急対処員が出動し、都市部では5分ほどでやってきます。
すぐに金品を探して盗って逃走しないと捕まってしまいますので、かなりのリスクを背負うことになります。それならホームセキュリティを設置していない家を狙う方が空き巣や泥棒にとっても楽だと思いませんか?
もしみなさんが空き巣や泥棒ならどちらの家を狙うかはいうまでもないですよね。
スポンサーリンクまとめ
ホームセキュリティを設置している家が空き巣や泥棒に狙われるというのはウソです。ですから「ホームセキュリティを設置したら空き巣や泥棒に狙われるかも」と考えるのは間違いで、ホームセキュリティを設置していなければ空き巣や泥棒に狙われると考えた方がいいです。
もっともホームセキュリティをしていれば絶対侵入犯罪を許さないかといえば、鍵のかけ忘れやセキュリティをセットせずに外出して金品を盗られたケースはありますので、ホームセキュリティを設置しても油断は禁物です。