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家に防犯カメラの設置は必要か?プロが本音を語ります

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ホームセキュリティとして、防犯カメラの設置を検討する家が増えています。ただ防犯カメラってなんか仰々しい感じがして「そこまでする必要はあるの?」と考える方もいるようです。

必要?必要ではない?どちらが正解なのでしょうか。プロの目線でお答えします。

目次

家の防犯は大きく2つ分けられる

先にひとつ申し上げておきますが、今回の話はセコムやアルソックなどのホームセキュリティ会社の防犯カメラではなく、個人で自宅周辺に防犯カメラをつけるという設定です。

ホームセキュリティサービスを使う場合は少し想定が変わりますので、そのあたりも後ほど簡単に触れます。

家の防犯対策を考えるとき、大きく2つに分けられることをご存知ですか?ひとつは泥棒に入られないようにする抑止効果、もうひとつは泥棒に入られた後にどうするかです。

セコムやアルソックなどのホームセキュリティサービスを見ると、概ねこの2種類のサービスを用意しています。

前者の抑止力も後者の事後処理もどちらも重要なのですが、実際問題どちらを優先すべきかというと、間違いなく空き巣や泥棒が入らないように事前に抑止することです。

だって後から泥棒が捕まったとしても、ガラスを割られたり、扉をこじ開けられたりする被害は既に発生していますし、その修繕費を泥棒が払ってくれるかは微妙なところでしょ。犯人は泥棒に入るくらいお金がないわけですから・・・。

あと泥棒に入られたときに修繕費よりも家人にとってダメージが大きいのは、知らない誰かが家に入って物色したという精神的な負担です。

「何を見られたんだろう」

「また家が襲われることはないのだろうか」

「今の鍵で大丈夫なのだろうか」

と不安になってしまいます。

実際、一度泥棒に狙われた家は二度、三度と泥棒に入られることも多いそうです。

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防犯カメラは何のためにある?

防犯カメラは何のために存在するかというと、自宅の中など離れた場所で監視できることと、何かあったときに状況を保全するためです。

ただし離れた場所で監視を行うためには、ずっとカメラの前に張り付いておく必要がありますので現実的ではありません。

また何かあったときの状況が残せても泥棒には入られていますので後味は悪いですよね。

先ほど家の防犯対策は抑止力も事後処理を考えるとお伝えしましたが、防犯カメラはどちらに当てはまるかというと、どちらにも力を発揮します。

昔ながらの猛犬注意のステッカーのように、防犯カメラを設置している家は防犯意識が高いことが分かります。

また何かあったときには映像が確認できるので安心に思えますが、防犯カメラには実は欠点・デメリットもあります。

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防犯カメラの欠点・デメリット

以下に挙げるのが私が考える個人て防犯カメラを設置したときの欠点です。

自宅周辺すべてを撮影することが難しい

防犯カメラを主に設置するのは、玄関や駐車場、人気のない勝手口などです。でも泥棒が防犯カメラのあるところからやってくる保証はどこにもありません。

もし防犯カメラを設置していない、もしくは防犯カメラで撮影しにくい窓から泥棒が侵入したら全く役に立ちません。

それを防ごうと思えば2台、3台のカメラでは無理なので、最低でも5台、6台の防犯カメラが必要になりますし、完全に死角を失くすためには家の規模にもよりますが10台くらいのカメラが必要になります。

カメラが高価

屋外に取り付けるカメラはかなり高価です。夜間も顔が認識できるレベルで撮影できるカメラだと数万円することは確実です。

それを5、6台つけると考えると、かなり費用がかかることは容易に想像できますので、予算がないとカメラの台数を減らさざるを得ません。

外壁に屋外コンセントを設置する必要がある

いまから家を建てる人は追加すればいいのですが、すでに建っている家にカメラを設置する場合、屋外にコンセントが必要です。

壁に穴を開けて、電源をひっぱってくるこの工事もけっこうお金がかかります。

空き巣や泥棒をはっきり確認できるかは分からない

カメラは映像を残せますが、空き巣や泥棒が覆面をしていた場合、顔を確認することができません。そういう意味では防犯カメラに映像が残っても、あまり意味をなさない可能性があります。

泥棒の対応は自分でしないといけない

もし自宅にいるときに、勝手口に設置している防犯カメラに泥棒らしき人影が映ったとします。泥棒は防犯カメラに映っていることに気付かずに、バールで勝手口をこじ開けようとしています。

こうなると抑止力も効いていませんし、後から映像が確認できるなどは関係なく、いまその場の状況をなんとかしなければなりません。

冒頭で申し上げましたが、ホームセキュリティ会社と契約して防犯カメラを設置していると、防犯カメラに映った時点でホームセキュリティ会社が警告を与えたり、それでもあやしい行動をとった場合には緊急出動して対処してくれますが、ホームセキュリティ会社と契約していない場合は自分でなんとかしないといけません。

欠点やデメリットはざっとこんな感じです。

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まとめ

抑止力効果が絶大で、欠点やデメリットには目をつぶれるかと考えると「う~ん・・・」って感じですね。結論としては、ホームセキュリティ会社と契約しないのであれば個人で防犯カメラは設置しなくてもいいでしょう。

もし設置するならダミーカメラを設置して、抑止効果を狙う方が現実的かもしれません。

防犯カメラに高額なお金をかけるくらいなら、玄関ドアや勝手口、人が入れる可能性のある窓の鍵を防犯効果が高いものに替えたり、振動センサーをつける方がよほど効果があるかもしれません。

ただ鍵や振動センサーは泥棒が触れてみて初めて分かるものなので抑止力にはなりません。そのあたりをどうするか、このあたりはご自身で考えてみましょう。

でもやっぱり「防犯カメラが欲しい」ということであれば、ホームセキュリティ会社の防犯カメラを設置することをおすすめします。防犯カメラは緊急対処員の出動とセットになって、抑止効果と防犯力がさらに高まります。

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