玄関ドアの防犯にはどのようなグッズを使えばいいのでしょうか。
防犯を知り尽くしたプロがおすすめする、買えばすつに使える簡単防犯グッズをご紹介します。
マンションでは玄関ドアの防犯は重要
空き巣や泥棒などの侵入窃盗のうち、侵入口として玄関ドア(表出入り口)を選ぶ割合は次のようになっています。
侵入窃盗の侵入口(一戸建て) | |
窓 | 55.2% |
その他の出入り口 | 18.4% |
表出入り口 | 17.1% |
非常口 | 0.1% |
その他 | 2.3% |
不明 | 6.9% |
侵入窃盗の侵入口(共同住宅 3階建以下) | |
窓 | 56.9% |
その他の出入り口 | 3.2% |
表出入り口 | 32.8% |
非常口 | 0.2% |
その他 | 1.5% |
不明 | 5.4% |
侵入窃盗の侵入口(共同住宅 4階建以上) | |
窓 | 35.5% |
その他の出入り口 | 1.4% |
表出入り口 | 50.9% |
非常口 | 0.2% |
その他 | 1.6% |
不明 | 10.4% |
データ引用)平成27年 警視庁 住まいる防犯110番 |
これを見ると一戸建てでは17.1%、3階以下の共同住宅(低層のマンションや団地、アパートなど)では32.6%、4階建て以上の共同住宅(マンションや団地)では50.9%と高層の住宅になればなるほど高い値となっています。
そりゃそうですよね。マンションなど高層の建物では、高い階にいけば窓から侵入するのは、一戸建てに比べたら難しくなります。ですから入るなら「玄関ドアから」となるわけです。
ですからマンションでは玄関ドアの防犯をしっかり行えば約半分の犯行は防げます。もちろん一戸建てでも侵入口となり得ますので、ぜひ玄関の防犯対策を行いましょう。
ただし賃貸マンションの場合は鍵を交換したり、玄関ドアを替えたり、大がかなりな工事はできません。まあ一戸建てや分譲マンションでもそこまですると高額の費用がかかりますので、なかなか重い腰が上がらない人も多いのではないでしょうか。
スポンサーリンク玄関ドアで使える防犯グッズ
そこで今回は簡単にできる玄関ドアの防犯対策として、5つの商品をご紹介します。これらの商品は賃貸マンションでも使えますし、すぐにでも効果がありますので、ぜひお試しください。
ドアスコープのカメラ
これは主にマンションなど集合住宅に住んでいる人が中心になりますが、ドアスコープに取り付けられるカメラは便利です。
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こちらの商品はドアの前に人が立つと自動的に録画を開始してくれます。留守中に何があったかも確認できますね。暗い廊下でも撮影が可能で、中から覗いたときに覗いているか気づかれないのもありがたいです。
防犯カメラは一戸建てなら取り付けはできますが、賃貸マンションでは共用部分に勝手に取り付けることはできません。そういう意味でもマンションに人にはおすすめです。
こじ開け対策
バールなどを使って玄関ドアを強引にこじ開けられる犯行には、こちらの商品で対応しましょう。
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これは玄関ドアの鍵をの横にプレートを設置して、鍵部分のこじ開けを防ぐものです。鍵部分をこじ開けられてしまうと、鍵がかかっていないのと同じ状態になってしまいますからね。
簡単に取り付けられますので取り付ける価値はあります。
サムターン回し対策
サムターン回し対策には定番のこの商品ですね。
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すごく単純な造りですが、外部から棒などを突っ込んで回すことはできなくなります。
センサーライト
防犯の基本は音や光で空き巣や泥棒を威嚇することです。センサーライトは不意に照らされることになり、すごく目立つので効果的です。
設置場所は玄関ドアの近くが基本です。電気配線が来ていないのであれば、ソーラータイプのものや電池式のものを選べばいいでしょう。
2ロックにする
先ほど大がかな工事は賃貸住宅ではできないと書いたのですが、そうはいってもワンロックだとどうしても心配な人もいるかもしれません。
そんな場合、この商品なら工事なしで2ロックに替えることができます。
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この商品は工事なしでもうひとつ鍵を取り付けられますので、賃貸住宅にお住まいの人でも使えます。しかも補助錠よりも強力ですので、安心度はぐっと上がります。
以上、今日からでも使える玄関ドアの防犯グッズでした。ぜひお試しください。