セコムと警察の違いは何なのでしょうか?
今回はホームセキュリティを設置したとき、警備会社がどんなことを重視しているのかお伝えしていきます。
セコムが大切にしていること
セコムと警察の違いについてお伝えする前に、先に申し上げておくことがあります。
セコムなどの警備会社は民間組織なので、国家組織の警察のように逮捕権のある職業ではありません。また特番でやっている警察24時のように、犯人を何ヶ月にも渡って張り込んで捜査することもありません。
あくまでセコムは家や家人の安心・安全を守るのが仕事です。まずはこれを覚えておいてください。
スポンサーリンクセコムは空き巣を逮捕することはないの?
セコムには逮捕権がないと書いたのですが、実は現行犯に限り私人でも逮捕することはできます。
分かりやすい例でいうと、スーパーで万引きした人の身柄を私服警備員が捕まえたり、満員電車で痴漢をしていた人を周囲の人が取り押さえたりするのは私人により現行犯逮捕です。
セコムなどの警備会社も、契約者宅に空き巣が侵入して金品を物色しているところを発見して、家人ではないと確認されれば取り押さえて現行犯逮捕することはあります。
スポンサーリンクセコムと警察の大きな違いは?
ここでひとつ疑問が。
もしセコムの契約者宅から緊急通報があり、警備員が駆けつけると空き巣が金品を物色していたとします。すぐに取り押さえられたら良かったのですが、犯人が逃走した場合には警備員はどうするのでしょうか?
警察ならおそらく逃げた犯人を追っていくでしょう。犯人が目の前にいるわけですから、それを捕まえるのが警察の仕事です。
でも駆けつけたセコムの警備員は犯人が現場から逃走したら、逮捕するために追いかけることを最優先としません。もちろん鈍足ですぐに捕まえられそうなら捕まえるのでしょうが、あくまでそれは二の次です。
それよりもセコムの警備員が優先するのは家や家人の被害状況の確認とその対処です。警察に通報したり、家人に何かあった場合にはすぐに処置をしたり、救急車の出動を要請したりします。
もしセコムが空き巣の逮捕を優先して、逃げた空き巣を追いかけ続けたとしましょう。実は2階にもうひとり空き巣が潜んでいる可能性もありますし、強盗なら家人がケガをしている可能性もあるわけです。
犯人を追いかけて逮捕しても、さらなる被害が発生したり、家人のケガを放っておいたら大変なことになってしまいます。
最初の方でお伝えしたようにセコムの仕事の基本は「家や家人の安心・安全を守ること」です。ここにセコムと警察の大きな違いがあると考えます。
それは「民間組織と国家組織の違い」「逮捕権があるかないか」の違いではなく、セコムが大切にするところが警察とは違うということですね。
ホームセキュリティならやっぱりセコムですよ。