窓の防犯対策は必要。でも換気もしたい。そんなふうに悩んだことはないですか?
そんな相反するふたつの願いを同時に叶えてくれるグッズがあるのです。今回は窓の防犯グッズと換気についてご紹介します。
窓の防犯と換気は相反する関係
侵入窃盗の多くが侵入口として窓を選びます。それは何となくみんな分かっているので、「窓の防犯は大事だ!」と感じていると思います。
それなら窓にいくつも鍵をかけて絶対開かないようにすれば、たとえばはめ殺し窓のように開かない窓であれば防犯上のリスクは減らせるのですが、窓の本来の役割のひとつである換気ができなくなります。
ですから防犯と換気は切っても切れない関係で、
- 防犯を優先すれば窓を気軽に開けれなくなる
- 換気を優先すれば窓の防犯は甘くなる
と、相反する悩みが生まれてきます。
そこで今回は防犯と換気、両方が可能となる防犯グッズをご紹介します。
防犯と換気を可能にするには補助錠を使う
もう答えを書いちゃいましたが、防犯と換気を可能にするには窓の補助錠を使います。
補助錠はどこに取り付けるのか?
補助錠を取り付ける場所には3つあります。
- 上下サッシに取り付ける(ひとつだけ取り付ける場合は下のサッシ)
- 窓ガラスに直接取り付ける
- 窓ガラスのレールに取り付ける
補助錠はどうやって設置するのか?
レールに取り付けるものはレールにはめ込むだけです。窓ガラスやサッシに直接取り付けるものは両面テープで貼り付けます。
補助錠は賃貸マンションでも取り付けることが可能か?
レールに取り付けるものはネジや釘を使いませんので、賃貸マンションでも使用できます。
窓ガラスやサッシに直接取り付けるものは強力な両面テープを使用するため、使用後に剥がすのが難しかったり、テープの跡が残る可能性があったりします。賃貸マンションで使えるかどうかは、その可能性とどう判断するかによるでしょう。
補助錠で窓を開ける幅は調節できるのか?
開ける幅は補助錠を取り付ける場所で調節するものと、取り付けた補助錠をロックする場所で調節するもの、このふたつがあります。
補助錠には鍵付きの方がいいのか?
補助錠にも鍵付きものや、屋外の水道の蛇口のように回すところが外れるタイプのものがあります。鍵付きや回すところが外れるタイプの方がより防犯性能は高いですが、その分開閉が面倒になります。
窓におすすめの換気ができる防犯補助錠
では防犯と換気を両立する補助錠を3つご紹介します。
こちらが最もポピュラーなタイプで特徴はこちら。
- レールに取り付ける。
- 取り付ける位置で窓の開け幅を調整する。
- 鍵付きではなく回すところが外れる。
両面テープの跡が残ることに不安があったり、両面テープを剥がすのが面倒な人はこちらがおすすめです。
こちらの特徴は、
- サッシに両面テープで貼る
- 取り付けてからロックする位置で窓の開け幅を調整する
- 鍵がない
です。
鍵も付いていますし、ロックする位置で窓の開け幅の調整が可能です。ネジでも取り付けることができますが、通常は両面テープで使用すればいいでしょう。
最後はあのアルソックが販売している窓ガラスの補助錠です。こちらの特徴は、
- 窓ガラスに直接貼る
- ロック板の上げ下げで窓の開け幅が調節する
- 鍵なし
です。
裏面(表から見える面)に「ALSOK」と大きく書かれているので、「この家はアルソックのホームセキュリティを設置しているのかなぁ」と思わせる効果もあります。(※アルソックのホームセキュリティを設置していなくてもこの商品は使用できます)
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窓の補助錠を使用するときの注意点
窓の補助錠はダブルロックになるので空き巣対策には効果的です。ただし在宅時に侵入を試みる泥棒や強盗には注意が必要です。
その理由は、いくら補助錠でロックしていても、外からみると「窓を開けている家」とみなされるため、泥棒や強盗が狙いをつけるからです。
換気は必要なときに、必要な時間だけ行うようにしましょう。たとえば寝るときに補助錠だけでは絶対危険です。あくまで補助錠ですので、くれぐれも気をつけましょう。
あと先ほどから何度もお伝えしているのですが、防犯と換気は相反する関係です。
補助錠でも防犯性能の高いものは扱いが面倒なので気軽に換気できません。それが仇となって補助錠を使わなくなる人が多いです。逆に簡単に換気を可能にする補助錠は簡単に解錠されるリスクもあります。
どこまでやるかは手間と不安を天秤にかけて、自分に合った防犯グッズを選択するようにしましょう。