空き巣に入られやすい家とそうではない家には決定的な違いがあります。その違いさえ理解して対策をとれば、空き巣に狙われる可能性がかなり減ります。
空き巣に入られやすい家、空き巣に入られにくい家、その違いついて今回はお伝えします。
空き巣は人がいない家を狙う
空き巣は侵入する家を探して入念な下調べをします。
そりゃそうですよね。『空き巣』なので空いている家を狙います。
知らない家にいきなり侵入したら、そこがたまたま実業団の柔道部の寮で屈強な大男がたくさんいたら、いくら刃物を持っていても取り押さえられます。
空き巣にすれば、
- 人がいない家はないか
- 人がいない時間帯はないか
- 人がいない曜日はないか
など、人がいるか、いないかは重要なポイントとなります。
そうはいっても24時間365日在宅して家を守ることは不可能ですし、家にいても押し入り強盗が来たら元も子もありません。
ですから「あの家は狙いにくい」「あの家は入りにくい」と思わせる何かが必要なのです。
そこで重要なのが人的以外で狙われる要因となるドアや窓の形状です。
スポンサーリンク空き巣に狙われやすいドアや窓とは?
空き巣はどこから侵入するかというと、言うまでもなくドアや窓です。壁に穴を開けて入ってくることはまずないでしょう。
あるデータによると、空き巣は5分かかると70%、10分かかると90%が侵入をあきらめるそうです。ということは、最低でも5分、可能であれば10分、侵入には時間がかかると思わせるような家であればいいということです。
しかも下見をする泥棒や空き巣が「あっ、この家は侵入するのに時間がかかりそうだなぁ」と一見して分かるものでないといけません。
ではどのような家のドアや窓であれば、泥棒や空き巣が一見して「侵入するには10分かかる」と考えるのでしょうか。そのポイントを3つご紹介します。
1つのドアには必ず鍵を2つかける
まずは玄関のドア。鍵が1つか2つかなんてパっと見て分かりますよね。
ワンドアツーロックというやつで、これは防犯の基本中の基本ですね。最近建てた家の玄関ドアはほとんどがツーロックになっているので、これは大丈夫でしょう。
問題は少し古い家。鍵が1つしかない玄関ドアも多いです。その場合、玄関ドアをツーロックのものに交換するか、鍵が追加できるドアであればもう1つ鍵を追加しましょう。
ドアの交換も鍵の追加もできない場合は、ダミーキーを付けることもできますが、本物の鍵ではないのはプロから見れば明らかですのであまり効果は期待できません。
あと小さいことですが、勝手口のドアもツーロックになっていますか?空き巣は誰にも犯行を見られたくないので、玄関のような目立つところよりも、勝手口など人目につかないドアから侵入を試みる場合が多いです。
ですから勝手口がある家はツーロックにしましょう。
家にいるときに忍び込む泥棒対策には、玄関ドアはツーロックに加え、チェーンロックやドアガードを必ずしましょう。
解錠しにくい鍵をつける
いくら玄関ドアに鍵を2つつけたとしても、ピッキングですぐに解錠されるようなセキュリティの低い鍵では意味がありません。
たとえば最低でもディンプルキー程度のそこそこセキュリティの高い鍵にしましょう。ディンプルキーって穴がぼこぼこ空いたこんなやつですね。
もし可能であればカードキーやタッチキーなどすぐに解錠できない鍵にしましょう。
カードキーやタッチキーなどの電子式の鍵を付けていれば、セキュリティに気を使っていることが泥棒や空き巣にもしっかり伝わりますよ。
窓には格子やシャッターをつける
窓の格子は意外と重要です。だって窓だけなら窓を破れば侵入できますが、格子があれば格子を外す時間がプラスでかかります。
ただ格子にも頑丈で強固なものから、ドライバー一本で外せる微妙なものまであるので過信は禁物ですが、時間かせぎという意味では格子を付けることは必ずプラスに働きます。
また同じ理由で、リビングの大きな窓にはシャッターをつけるようにしましょう。シャッターを壊す時間だけ余分に侵入には時間がかかりますので効果があります。
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まとめ
どのようなドアか窓か、それにより空き巣に与えるインパクトは大きく変わってきます。とにかく「このを狙うのは大変」と思わせた家が勝ちなのです。
そのために自分の家のドアや窓を再確認して、「どのドアや窓が泥棒や空き巣に簡単に破られそうか」を考えてみましょう。その上で鍵を替えたり、格子をつけたりして防犯性を高めましょう。
最強にして最高の防犯対策はホームセキュリティを設置することです。
窓やドアに「この紋所が目に入らぬか!」とばかりにセコムやアルソックのステッカーが貼られていれば、それだけで「この家はホームセキュリティがあるからやめておこう」と抑止力が働きます。これこそがホームセキュリティを設置する一番の効果といえるでしょう。
空き巣や泥棒の被害に遭わないか不安があるなら、ぜひホームセキュリティの設置を検討してみてください。