防犯を意識して門灯を設置する理由は2つあることをご存知ですか?
意外と知らない門灯設置の理由とは?
門灯を点けている家が減っている
突然ですが、みなさんの家では門灯を設置していますか?この問いにはほとんどの方が「YES」ではないでしょうか。
では質問を変えます。みなさんの家では夜間に門灯を点けていますか?そう聞くと「YES」と答える人がかなり減ります。
夜間に自宅の門灯を点けている家が何%か、それを示す詳しいデータはありません。ただ気になったので、以前私の近所を散歩しながら調査してみました。
そうすると100軒中、夜間に門灯を点けていたのは62軒でした。約6割。この数字を高いと見るか、低いと見るかは人それぞれですが、私は「意外と少ないなぁ」と感じました。
私が生まれ育った街はお世辞にも治安が良いところではなかったので、防犯上門灯を点けておくのが当たり前で、空き家になっている家以外はほとんど門灯が点いていました。おそらく9割以上点いていたと思います。
それと比べると、ちょっと低い感じがします。
スポンサーリンク門灯を点けない理由
門灯を点けていない家が増えている理由は大きく分けて2つあります。
電気代の節約
東日本大震災以降、電気の無駄遣いを意識する傾向にあり、夜間に外灯を点けて電気を使うことに違和感がある家が増えました。
電気代のことを考えればたしかに仕方ないですね。
必要性を感じない
夜間、最後の家人が帰宅すれば、家の前を明るくしておく必要は正直ありません。(もちろん地域のことを考えれば明るくしておく方がいいのでしょうが・・・)
そもそも門灯をつけておくのは家族のためで、地域のことまで考えたり、防犯上の必要性を感じていない家も多いようですね。
スポンサーリンク門灯を点ける本当の意味
でもやはり門灯を点けておくことは防犯上必要だと私は感じていて、その理由は3つあります。
家のとしての防犯意識を示す
電気代を考えるとたしかに無駄に感じるかもしれませんが、門灯を点けることが防犯に寄与することはなんとなくイメージできると思います。
家として防犯意識を示すものとして、門灯を点けておくことに意味があると私は考えています。
「うちの家は夜間も防犯していますよ」「防犯意識の高い家ですよ」と強盗や泥棒とアピールする意味でも門灯は点けておく方がいいでしょう。
明るい街づくり
少し想像して欲しいのですが、門灯がひとつも点いていない夜間に暗い住宅街と、すべての家の門灯が点いていて明るい住宅街では、どちらが犯罪が起きやすいと思いますか。当然前者ですよね。
住宅街が暗いと強盗や泥棒が活動しやすいだけでなく、痴漢やひったくりなど屋外での犯罪も増える傾向にあります。
それを防ぐ意味でも地域住民が協力して夜間は門灯を点灯させ、犯罪が起こりにくい街づくりをする必要があります。
これは先ほどお伝えした「うちの家は防犯意識の高い家ですよ」を街全体でやっていくという意味ですね。
防犯ポイントを絞る
意外と重要なのはこれです。
夜間寝静まってしまうと、防犯は日中よりも難しくなります。主に防犯すべきは1階なのでしょうが、1階といっても
- 玄関
- 勝手口
- リビングの窓
- トイレの窓
- 洗面所の窓
- 浴室も窓
- その他の部屋の窓
などなど、たくさん守るべき窓があります。
そうなると、あっちにもこっちにもライトやブザーなどの防犯グッズを取り付けるのはコストがかかるので大変ですよね。
意外なことかもしれませんが、強盗や泥棒は玄関ドアをこじ開けて侵入することは少ないです。その理由は3つあって、
- 玄関ドアをこじ開けるのは窓に比べると難しい
- 玄関ドアは表通り(道路)に面していることが多いので人目が気になる
- 玄関ドア付近には門灯が設置されていて明るい中作業をすると目立つ
からです。
つまり門灯を設置していれば、玄関からの侵入の確率はさらに下がります。そうなると強盗や泥棒は表通りから見えにくい家の裏側や、侵入しやすそうな窓から侵入を試みます。
これはある程度想定できるので、玄関ドアに最新式の高価な指紋認証の鍵を設置するお金があるなら、人気のない勝手口や洗面所、浴室の窓に絞りお金をかけて防犯対策を練る方が効果があります。
スポンサーリンクまとめ
門灯を設置することは犯罪を未然に防ぐ意味があります。
電気代のことも気になるかもしれませんが、やはり夜間に門灯を点けておくことには意味があります。地域で連携をとって夜間も明るく、犯罪が起こりにくい街づくりに取り組みましょう。