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空き巣の侵入経路はどこから?意外な手口と対策をプロが解説

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空き巣はどこから家に侵入するのでしょうか。

空き巣の被害データを調べると空き巣の侵入経路にはある傾向が見えてきます。

その傾向と対策を今回はご紹介します。

目次

空き巣の侵入経路には明らかな傾向がある

空き巣は不在の家を狙って侵入するのですが、その侵入経路や手口には傾向があります。逆に家の防犯を高めるには、その傾向に沿って対策をとればいいということです。

まずはいろいろなデータを見ていきましょう。今回参考にするのは警視庁の生活安全総務課が発表している平成27年住宅対象侵入窃盗の発生状況です。

住宅対象侵入窃盗の侵入口
60.1% 窓(窓・ベランダ) 29.1%
窓(居室) 22.3%
窓(その他) 8.7%
出入り口 39.9% 表出入口 35.6%
その他出入り口 4.3%
データ引用:警視庁生活安全総務課 手集計

これを見ると、住宅を対象とした侵入窃盗犯の実に60%が窓から侵入しています。そうなるとまず対策すべきは窓であることが分かります。特に縁側やベランダ、居室の窓の防犯対策をとれば50%以上の侵入が防げます。

あと割合として多いのは表出入口(35.6%)、すなわち玄関の対策ですね。

ただしこのデータには一戸建てとマンションなどの集合住宅がごっちゃになっていますし、住宅対象侵入窃盗には空き巣の他、忍込み、居空きも含んでいます。そこで空き巣による一戸建て、マンションへの侵入手段を見ていきましょう。

空き巣の侵入手段
一戸建て ガラス破り 67.0%
無締り 24.7%
施錠開け 4.1%
ドア錠破り 2.4%
その他 1.8%
中・高層住宅 ガラス破り 20.5%
無締り 40.8%
施錠開け 35.5%
ドア錠破り 2.1%
その他 1.1%
データ引用:警視庁生活安全総務課 手集計

一戸建てでは圧倒的にガラス破りが多い(67%)ことが分かります。逆に玄関ドアの鍵を開けたり、玄関ドアを破壊して侵入する割合(施錠開け+ドア錠破り)はかなり低いです。ということは、一戸建てではやはり窓ガラスの対策が重要となります。

一方マンションではガラス破りで入る割合は20.5%と一戸建てより減っていますね。逆に玄関ドアの施錠開けが35.5%と1/3以上が玄関ドアからの侵入であることが分かります。

意外だったのは無締り(無施錠)が一戸建て24.7%、マンション40.8%とかなり高いこと。マンションではしっかり施錠さえすれば4割の空き巣が防げる計算になります。

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空き巣の侵入対策

では上記のデータを元に、空き巣の侵入対策を解説していきます。

まず一戸建てではガラス破りによる犯行が67%と2/3を占めますから、まずは窓ガラスの対策をしなくてはなりません。窓ガラスの対策としては、まずリビングなどの大きな窓にはシャッターを、風呂場や洗面所、そして居室の小さめの窓には面格子を設置するようにしてください。これだけでも効果はあります。

ただしシャッターや面格子も破壊される可能性がありますので、窓ガラス自体にも防犯対策を施します。具体的には、

  • 補助錠をつける
  • クレセント錠を鍵付きのものに替える
  • 防犯フィルムを貼る

この3つの対策はしましょう。

クレセント錠鍵付きとはこんな商品です。

これをすべての窓にできれば、一戸建ての空き巣は次第点ではないでしょうか。

次にマンションですが、マンションの場合は窓の防犯対策よりもドアからの侵入が多いです。というわけで玄関ドアの防犯対策をしていきます。

新しいマンションでは玄関ドアは2ロックであることが当たり前ですが、古いマンションや団地などでは1ロックのところがまだまだ多いです。ドアは1ドア2ロックが基本ですから、まずは2ロックに変更に変更しましょう。

その上でサムターン回し防止具や、バールでのこじ開け対策として玄関ドアの隙間に防犯プレートを設置しましょう。

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最強の空き巣対策は?

一戸建てとマンション別に空き巣対策を解説してきましたが、どれだけ対策を施しても、それが機能していなければ意味がありません。

先ほどもご紹介しましたが、一戸建てでは24.7%、マンションでは40.8%が無施錠で空き巣の侵入を許しています。これは心の隙が生み出したものです。

私もいろいろ防犯対策はしているのですが、近くまでちょっと外出するときには、「ちょっとくらいだしいいかな」と思うこともありますが、空き巣はこういう心の隙をついてやってきますので、防犯意識を高めることは不可欠です。

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