空き巣は秋に増えます。特に10月は著明です。
ではなぜ10月に空き巣が増えるのでしょうか?その理由を調べると、意外と現実的で笑えるものでした。
秋に空き巣が増える理由
月別の空き巣の認知件数は秋から年末にかけて増加します。
その理由は以下の4つの理由が考えられます。
自宅も周囲も留守になるイベントがある
秋は行楽シーズンで家を空ける機会が増えます。その中でも特に危険なのが秋祭りや運動会など、地域の行事が行われるときです。なぜなら自分の家だけだけでなく、周囲の家も留守になる可能性が高く、空き巣が犯行を行いやすくなるからです。
以前私が住んでいる街の小学校で運動会が行われている日に、地域の防犯パトロールを行ったのですが、いつもの日曜日に比べて人通りは1/5程度でした。
私たちの家の周りのような新興住宅街では、同世代の子供を抱えている可能性が高く、小学校の運動会となるとほとんどの家が家を空けることになります。
普段なら誰かに見られたり、隣の家でガラスを破る音がすれば気づかれる可能性もありますが、この日は人がいないので空き巣にとっては好都合。しかも一度出かけると運動会が終わるまで帰ってこないことも分かっているので行動しやすいのです。
涼しくなると窓を開ける時間が増える
夏はクーラーをつけるの窓を閉めている家がほとんどですが、秋になると窓を開けて網戸にしている家が増えます。(ちなみに冬になると暖房をつけるのでまた閉めてしまう)
ゴミを捨てに行く時間や近所の人と立ち話をしているちょっとした時間には、すべての窓を閉めて施錠しない人は多いです。また近所のスーパーに行くときに、施錠を忘れていく人も意外と多いのです。
その隙を空き巣は見逃さず犯行に及ぶのです。
暗くなるのが早いので行動しやすい
夏は18時を過ぎても明るいですが、10月になると暗くなるのが一気に早くなりますよね。17時くらいでも薄暗くなっています。
その時間なら共働きの両親はまだ帰宅していませんし、クラブをしている子供なら学校から帰ってきていない可能性があります。そんな時間に表通りに面していない窓から侵入を試みれば、発見される可能性は低くなります。
空き巣も年末はお金が入り用?!
笑えるのはこれです。そう空き巣も年末年始は懐も心も温めて過ごしたいのです。それで10月から現金が家に置いてあることが多い12月にかけて空き巣被害増えるといわれています。
空き巣の懐事情なんてこっちには関係ありませんが・・・。
スポンサーリンク10月に空き巣が増えるならその対策は?
10月に空き巣が増える理由はご理解いただけたと思いますが、何か特別な対策はあるのでしょうか。
答えはNOで、
- ドアや窓には必ず施錠をする。
- 短時間の外出でも気を緩めない。
などの基本的な防犯対策は変わりません。
あるとすれば、地域の行事の日には周辺にも声掛けして防犯意識を高めることでしょうか。まずはやれることから始めてみましょう。