空き巣被害で一番怖いのが通帳を盗まれることですが、もし通帳を盗まれても絶対に預金を引き出させないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
今回は通帳の盗難を想定した対策です。
被害額が大きくなる通帳の盗難
空き巣が家に侵入がしたとき、盗むものとして考えられるのは、
- 現金
- 貴金属
- クレジットカード
- 通帳
- 銀行印
- キャッシュカード
などです。
このうち現金被害を考えると、家に置いてある分だけならそれほど大金にはならないはずです。でも通帳を盗まれてお金を引き出されたら大きな被害になることが予想されます。
キャッシュカードは財布に入れて持ち歩いていることが多いので、通帳と一緒に盗まれて困るのは銀行印であることは間違いないです。
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空き巣に通帳が盗まれてもお金を引き出させないようにするには
では不幸にして空き巣に通帳が盗まれたとき、お金を引き出させないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
銀行印を一緒に置かない
一番の対策はこれなのですが、一番できていない対策でもあります。
通帳の隠し場所はすぐに見つからないようにいろいろ考えるのですが、印鑑の隠し場所をいろいろ考えることは少なく、通帳と一緒に置いていることが多いです。
通帳と印鑑を一緒に置いておくことが危険なことを知らない人も意外と多いんですよね。
空き巣が家の中を物色する時間は長くても10分程度です。通帳と銀行印を別々に隠しておけば、10分位内に両方見つかって盗まれる可能性は少ないでしょう。
まずは通帳と印鑑を別の場所に隠すようにしましょう。
身分証明書を一緒に置かない
現在の銀行のルールで窓口での取引時には、
- 200万円を超える大口の現金取引
- 10万円を超える現金の振込
では本人確認の身分証明書が必要です。(犯罪による収益の移転防止に関する法律)
ですから、もし通帳と銀行印が一緒に盗まれたとしても、身分証明書さえ盗まれなければ大金を引き出したり、振り込んだりはできません。(※200万円以内の引き出しでは必要ないので適応にされない。)
現在の銀行で求められる身分証明書は以下のようになっています。
顔写真あり | 運転免許証 | 原本 |
運転経歴証明書 | ||
特別永住者証明書、在留カード | ||
旅券(パスポート) | ||
個人番号カード | ||
福祉手帳 | ||
顔写真なし | 健康保険証 | 公共料金の領収書などの 補足書類が必要 |
介護保険証 | ||
年金手帳 | ||
種福祉手帳 | ||
母子健康手帳 |
運転免許証や健康保険証は財布に入れて持ち歩いていることが多いと思いますが、個人番号カードなどそれ以外に身分証明書となるものは、通帳・銀行印とは分けて隠しましょう。
そう考えると3箇所の隠し場所がいるということなのでちょっと面倒ですが、その面倒さが「防犯性」ともいえますのでぜひやりましょう。
ただし身分証明書は偽造される可能性がありますので完璧ではありません。
ダミーの印鑑を置いておく
これはどのホームページにも書かれていませんが、通帳の横にダミーの銀行印を置いておきます。しかも「◯◯の銀行印」(写真では隆史としています)とあたかも家族の別の銀行印と間違えないようにしているかのようにシールを貼っておきます。
空き巣はとにかく早く仕事を済ませたいので、通帳と一緒に「銀行印」と書いた印鑑があれば高い確率でこれも持ち帰ります。まあダミーの印鑑なのでこれと通帳を持ち去って銀行の窓口に行っても、預金を引き出すことはできません。
しかも銀行の窓口に行った時点で防犯カメラにはばっちり顔が映ってしまいます。しかも間違った印鑑を持ってきてお金を引き出せなかったらちょっと怪しいので銀行スタッフの記憶に残ってしまいます。空き巣にとってそれも嫌なのです。
まとめ
空き巣被害で通帳が盗まれても絶対引き出させない3つの対策についてお伝えしてきました。
通帳が盗まれると本当にパニックになりますので、できれば今回紹介した方法よりも、空き巣に入らせずに盗まれない対策を重視すべきです。
通帳を盗まれない対策も大事ですが、まずは家の中に侵入されない防犯対策を十分にいしましょうね。