空き巣被害に遭えば、私たち市民の頼みの綱は警察だけです。
でも空き巣被害で警察はどこまで私たちのために動いてくれるのでしょうか。
侵入窃盗犯の検挙率
日本では年々減少しているとはいえ、46000件以上の侵入窃盗が認知されています。認知されている数がこれなので、少額のお金を盗られて気づいていないものを含めればもっと多いかもしれませんね。
そして気になる侵入窃盗の検挙率ですが50%弱だと言われています。
50%弱。この数字が大きいと感じるか小さいと感じるか人次第でしょうが、私は「少ないなぁ」という印象です。
だって人の家に侵入して物を盗んでおいて、捕まっていない犯人が半分もいるってことでしょ?半分くらいしか捕まらないなら、再犯の可能性も高いと思いますし、この検挙率だと抑止力にはならないでしょう。
ドラマみたいに警察は動いてくれない?
泥棒に対する警察の仕事といえば、どんなものを想像されますか?
私たちは知っているようで警察のことを実はよく知っていません。「知っている」と思い込んでいる大きな原因はテレビドラマや警察の特集番組にあります。
古畑任三郎でも、相棒でも、ドラマに出てくる刑事や警察は、どんな大きな事件でも必ず解決します。また「列島警察24時!」みたいな特番に出てくる警察官もすごく優秀で、最後は犯人を追い詰めます。
でも実際に何千万円も盗まれたり、住人が刺されたりする事件でなければ、警察がやってくれることは少ないです。
たとえば、
- 犯人がどこからどうやって侵入したのか
- 何を盗られたのか
- どこを物色していたのか
- 家族の状況(どうしていたのか、被害はなかったのか)
- 指紋の採取
- 隣家への聞き込み
くらいです。
街中をくまなく聴き込むことはないですし、近くにあるすべての防犯カメラをチェックすることもありません。そんなことをするのは凶悪犯罪くらいです。
勘違いして欲しくないのでは、決して警察の仕事が怠慢だと言っているわけではありません。警察にもたくさん事件が舞い込んできますし、小さい事件にそれほど大人数をかけるわけにもいかないのです。
そのため、まずは「そもそも空き巣に入られないようにする」事は非常に大切になってきます。
次に「入られても物が盗まれる前に捕まえられるか、盗まれた後でも逮捕されものが戻ってくるのか?」、この辺りも大事ですよね。
「そもそも空き巣に入られないようにする」ためには、例えばセコムなどのホームセキュリティを設置しておき、その証拠となるシールなどがドアに貼られているだけでも多少の抑止力になります。
何も対策されていない家に比べて、プロが対策している家へ空き巣に入るほうが泥棒もリスクが高まります。
資料請求は無料ですので、どんな対策をしてくれるのか、費用はどれくらいかかるのかを一度確認しておくと良いです。
空き巣に入られて、奪われてしまう方が損が大きいです。まずは入られにくい対策をしましょう。最悪、空き巣に出会うことで命を奪われる危険性もあります。
スポンサーリンクまとめ
空き巣被害に遭って警察にすべて託そうというのは間違いです。
大切なのは空き巣に入られずに家を守ること。それしかありません。
家を守るには防犯グッズでもある程度の防犯対策はできますが、もし本気で家を守りたいのであればホームセキュリティを設置し、プロに防犯してもらうことをおすすめします。
何かあっても警察に託せないなら、自分の家は自分で守りましょうね。