自宅に強盗が侵入してきたとき、強盗と戦う?それとも?
私たちがとるべき行動はどれがいいのでしょうか。
ニュースで伝えられる美談
時々こんな話題がニュースで取り上げられています。
「今日◯時頃、△△市の□□さん宅に強盗が押し入りましたが、□□さんが近くにあった棒を振り回したところ、男は何も盗らずに逃げていきました」
こういう話の場合、だいたい抵抗しているのが高齢者であることが多く、「おじいちゃん、すごい!勇気あるなぁ」とニュースを見た人は美談としてとらえます。
でも強盗が押し入ったとき、抵抗することが本当に正しいのかといわれれば、答えはNOであることもあるのです。
スポンサーリンク強盗が入ってきたとき、あなたならどうする?
みなさんにお聞きしたいのですが、自宅にいるときに強盗が入ってきたらどうしますか?
もし手元になぜか金属バットや護身用の木刀でもあれば、強盗と戦うことを選ぶ人もいるでしょう。またご自身が柔道や合気道、剣道、空手などの有段者であっても抵抗する道を選ぶかもしれません。
在宅時に自宅に押し入る強盗は、空き巣よりも凶悪犯であることが多いです。なぜなら空き巣は「空いている家」を狙って犯行をするわけですから、どちらかというと慎重派といえます。
一方、強盗は暴力をふるったり、脅迫して金品を奪いますから、凶暴性が全然違います。ですから強盗犯はナイフや包丁など何か凶器を持っている可能性もあります。
そう考えると、手元に金属バットや木刀があるシチュエーションってそうそうないと思いますし、自分が武道の有段者で誰にも負けないほど強くなければ、戦うのはかなり危険です。
「強盗が入ってきたら返り討ちにして取り押さえてやる」なんて意気込んでいても、それができる状況にはなりにくいのです。
スポンサーリンク強盗への対処はどうすればいい?
では強盗にも負けないくらい屈強な男以外の普通の人は、強盗が侵入してきたときどうすればいいのでしょうか。
そのとき最優先で考えるべきことは身の安全です。家族や自分の身に危害を加えられないように、事を運ぶようにしなくてはなりません。
ですから強盗犯の要求が金品であれば、さっさと渡してしまいましょう。
このとき「もったいない」という気持ちもあるでしょうが、とにかく身の安全を優先しましょう。
強盗への対応はできるだけ冷静に。これはなかなか難しいのですが、こちらがパニックになって騒ぎ立てれば、強盗犯も逆上してなりふり構わず危害を加える可能性があります。
「強盗が入ってきたら警察に通報したらいいのでは?」と思う人がいるかもしれませんね。でも実際強盗犯がいきなり侵入してきたときに電話なんてできると思いますか?
いきなり凶悪な犯罪者が家の中に入ってきたら、隠れて息をひそめるか、パニックなるかのどちらかだと思います。どちらにしろ119番を押して「もしもし、警察ですか。すぐに来てください、強盗が家の中に入ってきて」なんて通報する余裕はないですね。
ですから強盗の要求に従って金品を渡すことが最良の策だと思います。間違っても返り討ちにしようとか、取り押さえようと思わないでくださいね。
スポンサーリンク強盗対策のおすすめは?
「じゃあ強盗に入られないようにするにはどうしたらいいの?」と思う人がいると思いますが、その答えはプロの防犯に任せることです。
セコムやアルソックなどのホームセキュリティを導入すれば、ガラス窓を割ろうとしたり、玄関ドアを強引にこじ開けようとすると警報音が鳴り響いて知らせてくれます。
また何かあったときには非常ボタンを押せば、警備会社が警察と連動して自宅に駆けつけてくれます。しかもボタンを押しても犯人には気づかれない仕組みになっていますので安心して使用できますね。
何よりもセコムやアルソックのステッカーを貼っておくことで、強盗犯への威嚇にもなりますから、侵入を試みる可能性も下がるでしょう。
強盗犯対策にはホームセキュリティの導入が一番です。