空き巣が家に侵入したときに盗むものといえば現金や宝飾品だけ?通帳や印鑑、キャッシュカードやクレジットカードは盗まないという噂は本当なのでしょうか。
というあやママのように分からない人も多いと思いますが、今回は空き巣の気持ちになって、自宅に侵入して狙うものを考えていきましょう。
空き巣は慎重派が多い
空き巣の犯行の特徴は、家に人がいない時間に侵入して短時間で犯行を済ませて逃走することです。そうすることで見つかることや捕まる可能性を極力減らします。
もちろん入念な下見で家人の行動パターンを正確に把握している場合には、時間をかけて家の中を物色することも考えられます。
そんな空き巣が盗むものといって真っ先に思いつくのはお金ですよね。お札はかさばりませんし、重たくもありません。またすぐに使えるし、足がつきにくいです。
次に思い浮かぶのは宝飾品や貴金属。これもお金と同じくかさばりませんし、重たくないので盗んで逃走するのが楽です。ただし宝飾品や貴金属はお金のようにすぐには使うことができず、どこかで換金する必要がありますので足がつく可能性があります。まあ空き巣なら裏で売りさばくルートがあるかもしれませんが・・・。
ここまでの話で、空き巣に狙われるもののポイントは、
- かさばらない
- 重たくない
- すぐに使える(お金として)
- 足がつきにくい
の4つです。
極端な話、たとえば侵入した家に60インチの最新型の薄型テレビがあったとしても、それを持ち出して逃走するのは大変です。かさばりすぎですし、とにかく重い。すぐにお金として使えませんし、売ると足がつきやすい。もう最悪ですね。
そうやって考えるとやはりターゲットになるのはやはりお金なのだと理解できます。
スポンサーリンク通帳や印鑑、クレジットカードは盗まれないの?
お金や宝飾品以外で家にある大切なものといえば銀行や郵便局の通帳、届出印、キャッシュカード、クレジットカードがあります。これらは先ほどの4つの条件に当てはめるとどうかのでしょうか。
- ◯:かさばらない
- ◯:重たくない
- ✕:すぐには使える(お金として)
- ✕:足がつきやすい
4つのうち◯と✕がふたつずつです。
たしかに通帳や印鑑、カードはポケットに入れて逃走することは十分可能ですから、持ち出しやすさでは問題ありません。でもそれ自体はお金として使えません。
あと空き巣にとってこれが一番の問題かもしれませんが、通帳や印鑑、キャッシュカードでお金を得ようと思えば必ず銀行かATMでお金を引き出す必要があります。当然銀行やATMには防犯カメラが設置されていますので、お金を引き出した人の姿は動画で残ります。
最初にも申し上げましたが、空き巣は泥棒と違い慎重派が多いです。その慎重派の空き巣が防犯カメラに撮られるのはかなりのリスクです。よっぽどお金に困っているか、足がつくことを恐れない(知らない?)ときです。
クレジットカードも同じですよね。クレジットカードで何か高価なものを買ってお金に替えるにも、キャッシング枠でお金を引き出すにしても、レジやATMなど必ず防犯カメラが設置されている場所に行かなければなりません。
しかも家人が被害に早く気づいてキャッシュカードやクレジットカードを止めていれば使えない可能性もあります。
ですから、お金や宝飾品に比べると、通帳や印鑑、カード類は盗まれる可能性は低いでしょう。ただし絶対盗まれないかといわれればそうではなく、盗まれて現金を引き出されている事例も多々ありますので注意は必要です。
スポンサーリンク空き巣被害にあったときにやるべきこと
最後に不幸にも空き巣被害にあったときやるべきことを確認しておきましょう。
警察に届ける
これは真っ先にやってください。そして警察が到着するまでの間に、盗まれたものがあるのかないのか確認しておきましょう。
その後いろいろ聞かれたり、室内を調べられたりしますので、散らかされていても片付けたらダメですよ。つらいですが、現場はそのまま保存してください。
警察には後ほど盗難届証明書を発行してもらいます。これは後述する銀行やクレジットカードの不正引き出しや利用を補償してもらうときには必要です。
銀行やカード会社に電話する
通帳や印鑑、キャッシュカードが盗まれた場合、すぐに銀行に電話してその旨を伝え、口座の出金を一旦止めてもらいましょう。またクレジットカード会社にも電話して使用を停止するように伝えます。
銀行やクレジットカード会社の盗難・紛失窓口の電話番号は予め携帯電話に登録しておくと便利です。空き巣被害にあって一刻を争うときにネットで調べるのは大変ですからね。
銀行やカードの不正引き出しや使用は補償してくれることも
残念ながら盗まれた通帳や印鑑を使いお金が引き出されていたとき、その通帳や印鑑が盗まれたもので、不正に使用されたことが確認された場合には補償される可能性があります。
そのあたりは各銀行のホームページを確認するか、直接銀行に問い合わせましょう。
このとき警察の盗難届証明書が必要になるので、警察には届け出しておかないとダメなのです。
家の防犯を強化する
一度空き巣に入られた家は、二度三度と入られる可能性があります。ですからできるだけ早いうちに家の窓やドアに防犯対策を施しましょう。