空き巣被害に遭ったとき、気づかないことなんてありえない?いえいえ、実際には気づかない人もいるのです。
空き巣被害の実際
空き巣被害と聞くと、多くの人はこんな想像をするのではないでしょうか。
- 窓ガラスを大きく割られている
- 玄関ドアをバールでこじ開けられている
- 引き出しがすべて引き出されて荒らされている
- 土足で入ってきたので足跡がついている
- 財布がなくなっている
などなど、ひと言でいえば悲惨な状況です。
- 窓ガラスは大きく割られることはない
- 玄関ドアを破壊して侵入する空き巣は少ない
- すべての引き出しを引き出して見るほど時間をかけない
- 土足で侵入するが靴跡で脚がつくのを嫌がって何か工夫する
- 財布ごと盗まないこともある
分かりやすくいうといつもの部屋の風景。プロの空き巣は侵入したことすら気づかれないように仕事を遂行します。
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空き巣に気づかないなんてあるの?
「いやいや、それでも家に空き巣が入ったらさすがに気づくでしょう」と思う人がいるかもしれませんね。でもくどいようですが、本当に気づかないこともあるのです。
そこでふたつ例を挙げましょう。
ひとつは、空き巣の侵入手口として最も多いのは無締り(無施錠)の窓やドアを狙ったもので、おおよそ半数を占めます。無締りの窓やドアから侵入すれば、何も壊されることがありませんので、建物自体への被害はありません。
建物自体に被害がないとそれこそいつもの光景です。なんの疑いもなく日常生活を送るでしょう。
そしてプロの空き巣は財布まるごとを盗むことはなく、財布の中にある現金の一部を盗んでいきます。その理由は?
- 現金の一部がなくなっていても犯行に気づきにくい。
- 犯行に気づかなければもう一度空き巣に入れるチャンスがある。
事を大きくして騒がれて防犯対策されるより、こまめに何度も盗む方が空き巣にとってはチャンスが続くのです。
そういうこともあり、空き巣被害に気づかない人は本当にいるんですよね。
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空き巣に入られたのに気づかない人の4つの特徴
では空き巣に入られたときに気づかない人はどんな特徴の人なのでしょうか?
無締りで出かける習慣がある人
まず無締りで出かける習慣がある人です。
「鍵をかけずに出ていくことなんてありませんよ」
と言いたいそこのあなたに質問です。出かけるときには必ず鍵をかけていますか?
たとえば、
- ゴミ出しをする間
- 近所の人と家の前で話している間
- 隣の家に回覧板を持っていく間
- 幼稚園のバスまでちょっと送迎する間
- 2階のベランダに干している洗濯物を取り込むときのリビングの窓
- 近くのスーパーまで買い物に行くときの2階の窓
どれかひとつでも当てはまらないでしょうか。
長時間でかけるときにはすべての窓やドアに鍵をかけるのは当然ですが、ちょっと家を離れるときにもすべての窓やドアに鍵をかけるのが基本です。
先ほどお伝えしたように、無締りの窓やドアから侵入されると建物自体への被害がない代わりに、空き巣の被害に気づきにくくなりますので要注意です。
家の財布に入っているお金はいくら?
個々人の財布は出かけるときには持ち歩いているので空き巣に盗られませんが、家のお金が入っている財布は空き巣に狙われます。
その財布にいま現在いくら入っているか、おおよそでいいので分かりますか?もしその額が分からない人は家の財布にいくらお金が入っているか知らないことになります。
もし家用の財布に入っているお金がいくらか分からなければ、盗まれていても分からないことになります。
家用の財布がある人は財布の残金をこまめにチェックするようにしましょう。できれば記録しておく方がいいでしょうね。
へそくりの場所が分からない
みなさん、家にへそくりはありませんか?
へそくりって妻にも見つかりたくないので、自分にしか分からない場所に隠します。しかも一箇所にかためておくのも嫌なので、何箇所かに分けて隠すこともありますよね。
思い出すように目印でも貼りたいところですが、目印を貼ると「ここに何かあるよ!」と宣言しているのと同じなのでへそくりにはなりません。
この『何箇所にも分けて隠すこと』は後々悲劇を起こす可能性があります。ここまで書けばお分かりだと思いますが、隠した場所を忘れてしまう人も多いんです。
へそくりの隠し場所を忘れてしまう人は、家用財布のときと同じく、家にいくらお金があるか分からないので、もし空き巣に入られてへそくりが盗まれていても気づきません。定期的に確認するようにしましょう。
家があまりにも散らかっている
これもあまり良いサインではないです。なぜならもし空き巣に入られてもどこを探そうとしたのか分からないからです。逆に整理整頓するのが当たり前になっていれば、物がいつもの場所から少しでも動いていれば気づくでしょう。
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まとめ
空き巣に入られたのに気づかない人の特徴についてお伝えしてきました。
空き巣被害に気づかなければ2回目、3回目の被害に遭うことも予想されます。そうならないように、以下の3つを心がけるようにしましょう。
- どれだけ短時間の外出でも無締りをやめる
- お金の隠し場所と額を把握する
- 家の中を片付ける
もし不安なら空き巣対策に最も効果的なホームセキュリティを設置するのもひとつの手ですよ。