空き巣は字の如く「空いている巣(=家)」、つまり留守宅に侵入するのですが、家の留守をさまざまな方法で確認します。
では空き巣に留守と思わせないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
今回は空き巣が家の留守を確認にする6つの方法とその対策についてご紹介します。どうすればあなたの家を留守に見えないようにするのでしょうか。
空き巣は「空いている家」を狙うから厄介
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空き巣が留守を確認する方法
空き巣にとって嫌なことのひとつに、侵入したら家の人がいることが挙げられます。なぜ嫌なのか、それは空き巣の気持ちになって考えてみれば分かるでしょう。
まず泥棒のように人がいる・いないに関わず侵入する泥棒と違い、空き巣は人に会わないことを前提として家に侵入します。人がいないとそれだけ見つかったり、通報されたりする可能性が低いので、当然捕まるリスクも下がります。
ですから空き巣にとっては家が留守であることを確認するのは非常に重要です。
その確認の方法は主に以下の6つです。
1.インターホンを押して呼び出してみる
これは最も古典的かつポピュラーな方法です。
インターホンを押して反応がなければ留守である可能性が高いからです。
ただし、最近カメラがついているインターホンを設置している家では、知らない人が立っていた場合、対応しないことも増えましたので、そのあたりも空き巣は注意深く観察しています。
2.電話をかける
電話番号を知っている家の場合、自宅に電話をして確認することがあります。
電話番号はハローページに掲載されている番号を調べたり、個人情報を裏業者から仕入れたりします。また電話で留守を確認する場合には、犯人が電話番号を知っている知人である可能性も考えられます。
3.郵便ポストを見る
郵便ポストは情報の宝庫です。
新聞や郵便物がたくさん溜まっていれば、出張や旅行で長期間家を空けていることが分かりますし、夜遅くまで新聞の夕刊が挟まっていることがあれば日中は留守で帰宅は遅いことが分かります。
また溜まっている郵便物を盗まれると、家族構成、クレジットカード番号などの個人情報が抜き出される可能性もあります。
4.窓やカーテンが閉まっている時間を確認
窓やカーテンがすべて閉まっていると、家を留守にしている時間や期間が分かります。
5.照明がついている時間を確認
照明がついていれば在宅と分かりますので空き巣は侵入をあきらめます。
またどの時間帯に照明がついているのか、ついていないのか、それも重要ですね。
6.地道に下見する
どの時間に旦那が会社に出かけて妻が買い物にいくのか、子供が家を出るのは何時ころなのか、住宅街をうろうろしてチェックします。住宅地であればセールスマンや作業員を装ってタウン内をうろうろすれば、怪しまれる可能性は下がりますので、下見し放題といえるでしょう。
下見にはここまでお伝えした郵便ポストや窓、カーテン、照明の確認も兼ねています。
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空き巣に留守と見破られないようにするには?
では空き巣の留守と見破られないようにするには、どうすればいいのでしょうか。
1.インターホンを録画機能付きに替える
空き巣は人に見られることを嫌がりますし、顔を録画されることはもっと嫌です。
インターホンを録画機能付きのものに変更すれば、空き巣はインターホンを押して確認しにくくなります。もし録画機能付きのインターホンが高価だと感じたら、最低でもカメラ付きのものに変更して、「録画しています」とシールを貼っておけば空き巣にプレッシャーを与えることができるでしょう。
インターホンを押せなくなると留守を確認する手段がひとつ減るわけですから、空き巣にとっては痛手でになるでしょう。
2.電話の応答メッセージを変更する
ほとんどの電話の留守番電話の応答メッセージは、「ただいま留守にしています。発信音のあとに・・・」とその家が留守であることを自白しています。これってよく考えると危ないことですよね。
ではどうするかというと、留守番電話の応答メッセージを変更します。たとえば「現在手を話せませんので、後からすぐかけますのでお名前とご連絡、ご用件を残してください。」という感じです。
要は「留守」であることを自白するのではなく、「いまはちょっと電話に出られませんよ」とい感じを醸し出す方がいいでしょう。
3.郵便ポストはこまめに中身を取り出す
新聞や郵便物など郵便ポストに入れられるものは、妻が買い物から帰ったとき、子供学校から帰ってきたとき、そして旦那が仕事から帰ってきたときなど、毎日人が郵便ポストの横を通ったときに回収するようにしましょう。
もし出張や長期の旅行で家を空ける場合には、新聞は普段配達してくれている販売店に電話してその期間は止めてもらうようにします。
郵便物は不在届けを提出すれば、最長30日間郵便物を止めることができます。
ただ新聞の販売店や郵便局に連絡する場合、新聞配達店や郵便局には「私は当分留守をします」と宣言するようなものなので、それもリスクがあることだと認識しておきましょう。空き巣に狙われるより可能性は低いでしょうから、ここは信じるしかないですね。
4.窓やカーテンを開けて外出するのは危険
窓やカーテンは開けて外出するわけにはいきません。
在宅をよそおってカーテンだけは開けて外出する家がありますが、覗き込まれると家の中が丸見えですし、帰宅が遅くなる場合、家の中が真っ暗でカーテンだけが開いているのは余計に不自然ですので止めましょう。
5.タイマーで点灯する照明を使う
長期出張や旅行にでかけることが多い家では、照明をタイマーで点灯させることもおすすめです。これは設定しておけば定期的に決められた時間照明がついてくれるので、あたかも誰かが家にいるように感じます。
パナソニックの「あけたらタイマ」はスイッチを交換することで、照明がつく時間をランダムに設定できます。毎日決まった時間だけついてると逆に怪しいので、これなら怪しくないように勝手に点灯して消灯してくれます。
6.近所付き合いを密にして声かけを根付かせる
空き巣が下見をしているときに嫌がるのは周囲の目です。
さきほどもインターホンのところでお伝えしましたが、空き巣や泥棒は顔を見られることを嫌がりますし、顔を覚えられることはもっと嫌です。
ですから、ご近所が仲良しで通りかかる人に声をかける習慣がある住宅街なら、いたるところで声をかけられるので、空き巣や泥棒にはとても効果的です。
7.留守が多いならホームセキュリティを検討
以前こちらのブログでホームセキュリティを導入を決断する時期とその理由をお伝えしたのですが、理由のひとつに「留守が増えたとき」というのがありました。
ホームセキュリティサービスを家に導入すると、ホームセキュリティのステッカーやフラッシュライトなどでホームセキュリティを導入していることをアピールできますし、家に侵入したら警報がなって緊急隊員が駆けつけるのが分かっているので空き巣はそんな家を狙おうとしません。
私がホームセキュリティを導入して一番良かったと思うのは留守のときにすごく安心できるようになったことです。
「お金がかかりそう・・」「そこまでは要らない」と本格的に導入することに抵抗があるなら、旅行期間中だけの見守りをしてくれる警備会社もありますので、各社の資料を取り寄せて比較してみるのもいいでしょう。